舌下免疫療法
■舌下免疫療法はこんな方にオススメです
●毎年花粉症が辛いので少しでも症状を良くしたい
●治療期間が長期(3~5年)でも、根本的にスギ花粉症やダニアレルギーを治したい方
●スギ花粉症やダニアレルギーの薬を減らしたい・止めたい
●将来妊娠した時に薬が使えないのが不安
●高校・大学などの受験期が花粉症と重なるので少しでも良くしたい
●薬をのむと眠くなる
■舌下免疫療法とは
舌下免疫療法は、アレルギーの原因物質を含む錠剤を舌の下に投与し、
少しずつ体に吸収させ、スギ花粉、ダニのアレルギー反応を抑えていく治療です。
少しずつ体に吸収させ、スギ花粉、ダニのアレルギー反応を抑えていく治療です。
この治療を長期(3~5年)にわたり、正しく治療が行われると、
アレルギー症状を治したり、長期にわたり症状をおさえる効果が期待できます。
アレルギー症状を治したり、長期にわたり症状をおさえる効果が期待できます。
症状が完全におさえられない場合でも、症状を緩和し、アレルギー治療薬の減量が期待できます。
■舌下免疫療法の有効性
治療開始後数ヶ月で効果が実感できる方も多くいらっしゃいます。
長期にわたってきちんと治療(3年から5年)を行うことで約8割の方が症状の改善が望めます。
くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目の痒みなどの症状改善及びアレルギー薬の減量が期待できます。
くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目の痒みなどの症状改善及びアレルギー薬の減量が期待できます。
■舌下免疫療法の費用
初回の診察・検査等で5,000円程度(3割負担)の窓口負担となります。
免疫舌下療法のみでの治療の場合、クリニックと薬局を合わせ約1,800円(3割負担)/月の窓口負担となります。
免疫舌下療法のみでの治療の場合、クリニックと薬局を合わせ約1,800円(3割負担)/月の窓口負担となります。
■治療開始のタイミング
●スギ花粉症患者さん
花粉の飛散時期(1月~5月)は、治療の開始ができません。
6月~12月に開始可能ですのでご相談ください。
花粉の飛散時期(1月~5月)は、治療の開始ができません。
6月~12月に開始可能ですのでご相談ください。
●ダニアレルギー患者さん
季節問わず、いつでも開始可能ですが、ダニだけではなく、スギにも感作されている方が多く、スギの舌下免疫療法の開始ができない1月から5月には、あえてダニの免疫療法の開始を避けています。
季節問わず、いつでも開始可能ですが、ダニだけではなく、スギにも感作されている方が多く、スギの舌下免疫療法の開始ができない1月から5月には、あえてダニの免疫療法の開始を避けています。
■治療の流れ
1. 問診・検査
舌下免疫療法の治療対象となるかどうかを問診で判断いたします。
治療のため、初回はスギやダニに感作されているか診断する必要がありますので、血液検査にて確認します。
舌下免疫療法の治療対象となるかどうかを問診で判断いたします。
治療のため、初回はスギやダニに感作されているか診断する必要がありますので、血液検査にて確認します。
2. 治療説明
服用方法、治療スケジュール、起こりうる副作用を説明します。説明を聞いていただいたうえで治療を受ける意思を確認します。
3. 投与開始
初回の投与は、クリニック内で行います。
投与した後、副作用がでないか確認するため30分間クリニック内で待機していただきます。
特に問題がなければ、翌日からは毎日ご自身で服用していただきます
4.容量漸増(投与1週目)
来院時に患者さんの体調や投与部位の状態、副作用が出ていないかなどを確認し、このまま治療を続けても問題ないかを判断します。
5. 治療継続(投与2週目以降)
前回同様、来院時に患者さんの体調や投与部位の状態、副作用が出ていないかなどを確認し、必要に応じてアレルギー治療薬にて、症状軽減をはかる場合もあります。
■舌下免疫療法の副作用に関して
起こりうる副作用として、
口の中の腫れ、口内炎、耳のかゆみ、のどのかゆみ、頭痛などの症状が出ることがあります。
重症の副作用として、消化器症状、喘息発作、ショック症状の可能性もゼロではありません。
口の中の腫れ、口内炎、耳のかゆみ、のどのかゆみ、頭痛などの症状が出ることがあります。
重症の副作用として、消化器症状、喘息発作、ショック症状の可能性もゼロではありません。
■舌下免疫療法に関する注意点
・治療期間は3年から5年かかります。月に一度の受診が必要で毎月ほぼ同額の治療費となります。
・スギ花粉、ダニアレルギー以外のアレルギーが原因となる花粉症の方には効果が期待できません。
・スギ花粉症の舌下免疫治療はスギ花粉の飛散が始まる直前や飛散時期は効果がでないだけでなく、
安全性にも問題がありますので、スギ花粉症の舌下免疫治療を開始することはできませんのでご注意ください。