咽喉頭異常感症
■咽喉頭異常感症とは
のどの違和感があるにもかかわらず、のどに異常が見つからない場合は“咽喉頭異常感症”と診断されます。
主にストレスなどが関係する精神的原因によるものと考えられています。
比較的、女性に多く見られる症状です。
しかし、なんといっても恐ろしいのは咽喉がん、喉頭がんといった悪性腫瘍が原因の場合です。
早期に発見できればいろいろな治療が可能です。
のどの違和感が続いたら、かかりつけの医師を受診しましょう。
■咽喉頭異常感症の症状
・のどがイガイガする
・のどがチクチクする
・のどに何か詰まった感じがする
・のどに何か引っかかった感じがする
■検査・診断
口・鼻の中の診察と、喉頭電子内視鏡(ファイバースコープ)を使用して咽喉の詳細な観察を行います。
腫瘍などがないことを確認し、もし何かあれば適切な病院へご紹介します。
また副鼻腔炎やアレルギー性鼻炎による後鼻漏や胃酸の逆流の有無などを調べます。
場合によっては採血なども行います。
■当院の治療法
原因疾患が明らかな場合は、その疾患の治療が中心となります。
原因疾患が明らかにならず、精神的要因が関わっているとも考えられております。
また、のどが乾燥すると違和感や異常感が増殖するため、
うがいやマスクをする・水やお茶を飲む・のど飴をなめるなども、症状の軽快に役立ちます。
のどの違和感の症状がごく軽度であるのに違和感に意識が集中し、仕事が手につかず日常生活に支障を来すことがあります。
咽喉頭異常感症の患者さんの多くは神経が敏感な方が多く、心因的なものとか更年期障害とも関連するすることがあります。
また、過度のストレスの蓄積によることもあります。その人の状態に合わせて漢方を使用します。